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アフターコロナにおける施設利用者の意識変化

新型コロナウイルス感染拡大が始まり、半年ほど経過しました。その間、各種施設はさまざまな感染防止策を行っています。

そして、私たち一般の利用者にも施設に対して大きな意識の変化があったように思います。感染対策が不十分な施設は避ける、という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そういった街の声はニュースでも報道されていますが、実際にはどの程度変わったのでしょうか?

施設清掃のニューノーマルを掲げている私たちソフトバンクロボティクスは、調査会社にご協力いただき、商業・小売、宿泊、レジャーの3ジャンルの施設について一般利用者の意識に変化があったかどうか、インターネットでのアンケート調査を実施しました。

今回の記事では、その結果をご報告します!

1. 新型コロナウイルス流行による施設選定基準の変化

例えば、食材を買おうと思ったとき、行くスーパーはどのように決めますか?いつも行っててポイントカードを持ってるから、セールで安く変えるから、品揃えが充実しているから…さまざまな理由がありますよね。

スーパーに限らずホテルや旅館、お出かけスポットなどでも、数多くある候補の中から選ぶ基準を皆さんお持ちかと思います。

コロナ禍でそういった施設選びの基準に、変化はあったのでしょうか?各施設ジャンルごとに調査した結果を見ていきましょう。

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まずは商業・小売施設から。

コロナ禍以前は、価格・立地が選定条件のTOP2でした。日常的に購入する食品などは安いほうがいいですし、荷物が重くなりがちなので家から近いという立地の条件が上位に来ることは納得できます。

しかしアフターコロナでは、感染対策がされていること・施設内がキレイであることがTOP2になっています。得票率も以下2ジャンルの同項目と比べても高く、利用者は商業・小売に関して特に感染対策・清潔さを意識していることが伺えます。小売は生活に必要なものを購入するためよく訪れるので、日常的レベルまで意識が根付いているとも言えますね。

密を避けるという意味でも、以前は下位だった「混雑していない」が3位に来ていることも注目です。

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次にホテルや旅館といった宿泊施設です。

コロナ禍以前は、やはり宿泊する場所である以上、施設内がキレイであることが2位に大差をつけて1位でした。しかしアフターコロナでは、感染対策をしていることが8位から一気に1位まで来ました。

立地・価格・スタッフの応対といったホテル選びでは特に大切だと思われる項目よりも感染対策が上位に来ていることは、利用者の意識に関して示唆に富む結果と言えます。

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3番目はレジャー施設です。

施設内がキレイであることと立地の条件がTOP2でしたが、感染対策をしていることが1位に来ています。

小売などに比べて比較的レジャーは訪問の回数が少ないかと思いますが、それでも同じ項目が上位に来ています。

2. 施設の感染症対策として実施していると安心するもの

施設を選ぶとき、どのジャンルの施設でも「感染対策をしていること」が1番重要な基準となるようです。

ひとくちに「感染対策」と言っても、具体的には何をしていたら良いのでしょうか?

この疑問についても、アンケートで調査をしました。

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TOP5のうち、2位~5位まではいわば物理的な対策です。

消毒スプレーを設置しても、施設利用者が使ってくれないと意味がありません。また、入場の人数制限・殺菌用の最新機器の導入・飛沫防止シートも、施設に設置することが感染対策であると言えます。

そんな中、1位は「施設をこまめに消毒・清掃している」でした。

これは2位以下と一線を画す項目です。なぜなら、機材を設置するだけではなく「施設の方々が直接実施する必要があるから」です。

この項目が1位に来るということは、「人の手で実施していること」が施設利用者にとって最も安心につながるということを意味しています。

3. 結果のまとめ

結果をまとめますと、「施設をこまめに消毒・清掃することで感染対策がしっかりされて、キレイな施設が選ばれる」ということです。

特に施設選定基準については、コロナ禍以前はバラバラだったものの流行後は3ジャンルとも同じ結果となっています。どこへ行くにしても、感染対策をしっかりしていて施設がキレイなところを選ぶということですね。

そして、実施内容の結果からもわかるように、施設をこまめに消毒していることが重視されています。もはや消毒スプレーの設置が当たり前になりつつありますが、それだけではなく、実施している様子が安心につながるということですね。

まだまだ感染者が出続けている現状、気を緩めることができません。

一般の利用客も、常日頃から感染予防を強く意識していることがわかるアンケートでした。

※レポートの結果は以下ページよりダウンロードいただけます。

参考:アンケート回答者属性

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著者プロフィール

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中村 俊介
ソフトバンクロボティクス プロジェクト推進本部

AI清掃ロボット「Whiz」事業開発部所属。2020年3月にソフトバンクロボティクスに参画し現職に。

前職は調査会社のリサーチディレクターとして主にメディア系のクライアントのリサーチを担当。

現在はWhizのサービス企画を担当している。
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新型コロナにより施設清掃はガラリと変わり、アフターコロナ時代には全く異なるレベルで施設の清潔さが求められるのではないだろうか。世界中の施設が「清掃のニュー・ノーマル=新しい清掃標準」を模索している。「アフターコロナの施設清掃」に向け、世界の事例、専門家の科学的考察を紹介していく。