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Whizオンライン導入支援の成功実績 ~アフターコロナの新形態~

ソフトバンクロボティクスは、Whizを導入された施設へ訪問して「導入支援」を行っています。

自律走行ルートを作成するティーチングやメンテナンスの方法をご説明し、ユーザーにWhizを最大限活用していただくためです。「こういったところはWhizが苦手なのでルートからは避けましょう」「ここを起点としてルートを作成すると効率よく清掃できます」といったコツをお伝えするためには、現地へ訪問して直接コミュニケーションをとることが重要です。

しかし、コロナ禍では人との接触は避けることが推奨されています。

それを受けて、私たちは導入支援をオンラインで実施するようにしました。果たして、その効果はどうだったのでしょうか?

今回は、実際にオンライン導入支援を受けていただいた「出雲・玉造温泉 佳翠苑 皆美」の秋山雅実様に、リモートでお話を伺いました。

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「佳翠苑 皆美」の皆さま。集合写真を撮影してくださいました!

「広瀬ウィズです!」がキッカケ

島根県にある「佳翠苑 皆美」。出雲大社、松江に近い玉造温泉にある旅館です。

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2020年1月、佳翠苑では清掃業務の一部内製化を検討していました。これまでは清掃業者に委託をしていましたが、人手不足の影響で費用の値上げを交渉されている状況だったことが大きな理由です。

そんな中、秋山様は2月に放送されていたソフトバンクロボティクスのCMをご覧になりました。以前、張替の記事でもご紹介した「広瀬ウィズです!」のあのCMです。

そうしてWhizを知り、その導入を検討し始めた3月、コロナ禍へと突入しました。

お客様が来られなくなって清掃スタッフは待機が続き、この状況が続くと予想した清掃業者は佳翠苑からの業務撤退を申し出たのです。

そのことも後押ししてWhiz導入へと踏み切ることになりました。

働き方改革の好機でもあった

内製化を検討し始めた理由はもう1つあります。それは働き方改革です。

この佳翠苑、客室稼働率はなんと87%!2020年3月時点での観光庁の宿泊旅行統計調査では、2019年の客室稼働率は全国平均で62.1%、島根県単体では56.3%。いかに高い数値であるかがよくわかります。

募集をかけても応募者が来ない状況の中、スタッフ一人ひとりの業務負荷が高い状況が続き、残業時間が長くなることは避けられませんでした。

秋山様は「会社としても機械化できるところは機械化していきたいと考えていた」と語ります。作業と呼ばれる裏方の業務をできるだけ減らし、お客様と接する時間を増やす。そうすることで、スタッフは高いモチベーションが維持でき、良い循環を生み出すことができます。

Whiz導入は、スタッフの業務面・精神面でも改革を行う良い機会だったのです。

オンライン導入支援を受けた精鋭から伝播

Whizの到着後に行ったオンライン導入支援には、各部署の責任者の方々10名が参加されました。

積極的な姿勢で参加された皆さまから各部署のスタッフへ、Whizの使い方をレクチャーしていただいたそうです。

他人に教えることで自身の理解が進むとよく言いますが、オンライン導入支援でも人に教えることができるほど詳しくなっていただくことができたということです。これは現地訪問の導入支援と比べても、遜色ない結果でした

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オンライン導入支援を受けてくださった結果、
ティーチングも慣れたものとなりました

これは、参加された皆さまの高いモチベーションも合わさって生まれた成果です。

オンライン導入支援後には、社員全員を集めた勉強会を2回も行っていただき、各部署でマニュアルまで作成いただきました。

こうしてWhizに関する知識が広まり、今ではほぼ全社員がWhizを稼働させることができるそうです。

「やってみて、すぐに大丈夫だと思った」

これまで床清掃は、3人がかりで2時間30分行っていました。今では同じ範囲をWhiz1台で行っています。Whizができない部分の清掃は引き続きスタッフが行っていますが、約30分程度で終えることができています。

3人がかり2時間半から、1人30分に。大きな時間短縮を実現することができました。

現在、佳翠苑には3台のWhizが導入されています。2台は日中に使われていますが、1台は夜間に稼働されています。当初はナイトスタッフがWhizについていって動きを確認していましたが、徐々に大丈夫だと判断し、今ではWhizが一人立ちして清掃しています。

効率的なルートを設定して、このような運用を確立するまでには何回もの試行錯誤がありましたが、今では最適化が進み、夜間に目を離しても止まらないルートを設定することができています。

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日中はレストランでも活用されている。
テーブル間の広さとしても、Whizはうってつけのサイズ

半分楽しみながら検証し、効果を実感

スタッフの皆さまはどのようにWhizに取り組まれていたのでしょうか。

秋山様はこう話してくれました。

「20代の若いスタッフを担当にし、床の7割以上をWhizに任せるという明確な目標を立てて、それをクリアできるようにシミュレーションをさせました。Whizに名前をつけたり、半分楽しみながら検証してくれましたね。結果を報告してもらったら、彼ら自身も作業時間が減ったことの効果を実感していて、やりがいのある仕事だと言ってました」

「やりがいのある仕事だ」と仰っていただいたことは、お話を伺った私にとっても嬉しい声でした。

単なる掃除機の導入だけでなく、色々なことを教えてくれたWhiz

ここまでの効果を出すためには、オンライン導入支援の質もそうですが、現場の皆さまのご協力があってのことでもあります。
秋山様は「単なる掃除機の導入だけでなく、色々なことを教えてくれた」と話してくださいました。

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スタッフの皆さまの高いモチベーションでWhizは運用されている

コロナの影響はすぐには払拭できるものではありませんが、前向きに対応していく皆さまのお力になれるよう、私たちも導入支援を続けていきたいと思います。

著者プロフィール

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岡田 亮
ソフトバンクロボティクス プロジェクト推進本部

AI清掃ロボット「Whiz」事業開発部所属。2020年2月にソフトバンクロボティクスに参画し、現職に。前職は旅行ガイドブックの編集者として図書制作や営業企画に従事。その経歴を活かして、現在は導入事例の取材や記事制作を担当している。
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新型コロナにより施設清掃はガラリと変わり、アフターコロナ時代には全く異なるレベルで施設の清潔さが求められるのではないだろうか。世界中の施設が「清掃のニュー・ノーマル=新しい清掃標準」を模索している。「アフターコロナの施設清掃」に向け、世界の事例、専門家の科学的考察を紹介していく。