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AI清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」は施設清掃の強い味方

はじめまして!

ソフトバンクロボティクスの張替(はりがえ)と申します。珍しい苗字ですが、本名なんです。

さて、本アカウントの最初の投稿で、弊社CBOの吉田が「アフターコロナの施設清掃」に関する記事を投稿しました。

続く前回、中村先生の投稿では、ロボット掃除機「Whiz」の隠れダスト除去能力とウイルス捕集効果の可能性について触れていただきました。

なぜ、ソフトバンクロボティクスが施設清掃に強く関心を持っているのか?そして、「Whiz」とは何なのか?まずこちらの説明が必要かと思いましたので、Whizの導入責任者をしております私から、ご説明させていただきます。

施設清掃の現状

現在、清掃員の有効求人倍率は約3倍、高齢者の割合は約60%を超えています。人手不足、高齢化。清掃業界はこの問題に思いっきり直面しています。人が集まらないことで満足に清掃ができず、清掃品質の低下、コストの増加といった問題も起きています。

「ロボット革命で人々を幸せにする」これがソフトバンクロボティクスの命題です。こういった背景もあり、施設清掃の問題を解決すべく、ロボット掃除機「Whiz」の開発に至りました。

「Whiz」は、自動運転技術が活用されたロボット掃除機

ロボット掃除機と聞くと、皆さん思い浮かべるのはやはりルンバでしょうか。自律走行で清掃するという意味では「Whiz」も同じですが、大きく違う点があります。

それは「決まったルートを自走する」ということです。Whizは一度通ったルートをAIが記憶して再現するので、毎回きっちり同じ場所を清掃します。これまでの業務用ロボット掃除機は、清掃ルートをプログラミングして覚えこませるなどの専門的な知識を持たなければ扱えないものでした。それではなかなか一般に浸透しません。便利さよりも手間のほうが勝ってしまいます。

圧倒的に簡単な操作

しかし、Whizの操作は圧倒的に簡単なんです。清掃したいルートを手押しでティーチングすれば、2回目以降はスタートボタンを押すだけで勝手に同じ場所を掃除してくれます。

実際に動いているところを収めた紹介映像をYouTubeにアップしています。

これまで導入いただいた数々の施設のご担当者様にお話をお伺いしても、「簡単」というワードは必ず出てきます。各操作がシンプルなため、Whizに教えこませることも簡単、使い方を人に教えることも簡単、ということなんです。

施設のご担当者様のお声は以下からご覧になれます。

掃除機としても優秀

どんなにハイテクなAIを搭載していても、つまるところWhizは掃除機です。掃除機としての性能はどうなのか?

これまた優秀なんです。

2019年5月に販売を開始して以来、我々はさまざまな施設で検証をしてきました。その結果、「隠れダスト」なるものを吸い込んでいることがわかったのです。

「隠れダスト」という言葉。2020年2月に放送された広瀬すずさん出演のCMで耳にされた方も多いのではないでしょうか。「広瀬ウィズです!」のあれです。

「隠れダスト」とは、ソフトバンクロボティクスが独自に定義した、目には見えないゴミやホコリの総称です。

代表的なものですと、花粉。いま読まれている皆さんの中にも、毎年苦しめられている方がいらっしゃるのではないでしょうか。目に見えない敵の代表格ですよね。

そのほかには、チリやカビ、細菌、化学物質などです。これらの中には人体へ悪影響を及ぼすリスクがあるものも含まれています。

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こういったゴミは床にいることが多く、空気中に舞い上がりやすいものです。しかし、肉眼では見えにくいため、普段の清掃では掃除しきれていないことがほとんどです。

常に均一な清掃で「隠れダスト」を一掃

「隠れ」というだけあって、普通の掃除機などを使ったこれまでの清掃では取り切れていませんでした。人の手で清掃すると、どうしてもムラが出てしまうからです。特にオフィスのような広い場所を、毎回均一に清掃するのは難しいのです。家ですら、掃除機をかけ終えたあとにまだゴミが残っている、なんてことありますよね。

我々は、本当にWhizが隠れダストを掃除できるのか、ブラックライトで隠れダストを可視化して検証を行いました。その結果、清掃前では真っ青だった床が、Whizの通ったあとは真っ暗に。ほぼ全ての隠れダストを清掃できたことがわかりました。それと同時に、人の手のみだと約60パーセントしか掃除できていないことも判明したのです。

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この検証はカーペットで行いました。ご想像のとおり、カーペットは隠れダストを完全に清掃することが特に難しい材質です。普通の掃除機で奥の部分まで取り切ることは容易ではありません。

Whizは清掃ルートだけでなく、清掃中の吸引力切り替え(※)もティーチング通り記憶し、制御しますので、力加減や体調、テンションによって掃除機をかけ損ねたところがあった、などということは起こりません

さらに、人の掃除では歩行時に隠れダストを空気中に巻き上げてしまう恐れがありますが、Whizならば隠れダストを巻き上げることなく掃除できます。WhizにはHEPAフィルターも搭載されているので、排気も綺麗です。

日が変わっても、人が変わっても、いつでも安定した清掃を行う。それが、ロボット掃除機「Whiz」なのです。

(※)吸引の強さには「ノーマルモード」と、ノーマルモードよりも強力に吸引を行う「パワーモード」の、2つのモードがあります。

「Whiz」は施設清掃の強い味方

最初にWhizを見たときは、SF映画で見たようなロボットの時代が来たのだと思いました。

一方で、まだロボットは黎明期だから性能はそこまで期待できるようなものではないとも思っていました。

さまざまな検証を行うと、とても優秀なロボットであることがわかってきたのです。今回は隠れダストすら吸い込むという、掃除機としての性能をご紹介しましたが、今後掲載する記事にて、まだまだあるWhizの機能をご紹介していきます。

こういった科学的な検証の結果から、私たちはWhizが施設清掃の強い味方であると確信しています。同時に、コロナと最前線で戦う清掃業界の一助となれるよう、今後も情報を発信していきます。

著者プロフィール

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張替 賢一
ソフトバンクロボティクス プロジェクト推進本部

AI清掃ロボット「Whiz」デプロイ(導入支援)チーム責任者。2016年にソフトバンクロボティクスに参画し、Pepper、NAO、RS26のアフターサービス企画、Pepperの医療業界展開の営業企画を経て、Whizチームへ異動。全国各地50以上の施設への導入支援対応を経験し、2020年度よりデプロイチームの責任者として従事。
常に前のめりに新しいことにチャレンジする姿勢で、前職では専門コンサルティング会社の起業を経験。
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新型コロナにより施設清掃はガラリと変わり、アフターコロナ時代には全く異なるレベルで施設の清潔さが求められるのではないだろうか。世界中の施設が「清掃のニュー・ノーマル=新しい清掃標準」を模索している。「アフターコロナの施設清掃」に向け、世界の事例、専門家の科学的考察を紹介していく。